こんにちは。院長の野呂です。
私はマラソンが趣味で1日20kmを走ることを日課にしております。
ほぼ毎日走っていると脚のケガに見舞われることがあり過去にこんなことがありました。
北海道マラソンで42.195kmを完走して疲労が残っているにも関わらず、1週間後の10kmのレースに備えて無理をした結果のケガでした。
疲労が抜け切らないうちにスピードを上げる練習をした結果、右太もも裏の肉離れを起こしてしまいました。
肉離れとは、筋肉が引き伸ばされると同時に収縮するときに起こる筋肉の部分もしくは完全断裂のことです。
たとえば、ダッシュをしようとするとき太ももの裏の筋肉はぎゅっと収縮しますが、ここから走り出して膝を伸ばす動きをすると、収縮している筋肉は無理やり引っ張られる状態になります。このときに、収縮する筋力が引っ張られる筋力に負けることで肉離れが起こります。
肉離れを起こした時にはまだ症状は軽く、家までジョギングをしながら帰れました。
症状が軽いということもあったので2日後の10kmの大会に出場しました。
スタート直後は痛みが無く調子に乗って走っていると4km辺りから痛みが出てきて6kmで痛みがピークに。
そのまま痛みを我慢して何とか10kmを走りきりましたが、軽い肉離れが歩くのも辛い肉離れに悪化しました。
肉離れを起こした脚を伸ばすと痛く、そのうち動かさなくても痛いレベルになりました。
そんな中行った対処法ですが、まずは患部を冷やすことから始めました。シャワーの冷水をかけ、氷でアイシングなどとにかく患部を冷やしました。
ある程度冷やした後は患部を圧迫。太もも用のサポーターを巻きとにかく圧迫。
圧迫すると痛みがなくなりましたが歩きづらくなりました。しかし安静にはせず痛みが出ない程度に歩き回りました。
肉離れを起こしてから3日、痛みがほとんどなくなったのでランニングを再開しようと思っていた矢先に天候悪化によりランニングができず。
本格的な肉離れを起こしてから5日後に1km5分くらいの軽いランニングを10kmほどしたところ患部に張りはあるものの痛みは無く普通に走ることができました。
肉離れから1週間ちょっと、すでに張りや痛みがない状態になり上り坂をダッシュできるくらいにまで回復しました。
ケガをしないに越したことはありませんが、ケガをした時の初期対応とその後の過ごし方で完治までの期間が変わってきます。
ケガをしたら素早く対処し、過度な安静はせずに適度に動くということが復帰への早道であると実感しました。
脚の肉離れやぎっくり腰など、ケガをしてしまった際はご相談ください。