ぎっくり腰はクセになる?
「ぎっくり腰はクセになる」とよく言われています。
そもそもぎっくり腰の定義というものはなく、広い意味ではきっかけがあって急に生じた腰痛全て(急性腰痛症)のことを指します。
ぎっくり腰のきっかけとしてよくあるのは、重いものを持ち上げようとした時や腰をひねった時、くしゃみをした時など急に腰に力を入れるような動作をした時になりやすいです。
ではこのぎっくり腰、一度なるとクセになるのでしょうか?
当院にぎっくり腰を含む腰痛でいらっしゃる方の特徴
それは・・・
みなさん運動不足なんです。
運動不足でどうしてぎっくり腰になるのかというと
ぎっくり腰は筋肉が硬い状態(筋肉内部の血行不良)が原因で起きるケースが多いです。
筋肉が硬い状態ですとちょっとした動きで肉離れになる可能性が高いのです。
運動不足で筋肉内部が血行不良 →→→ ちょっとした動きでぎっくり腰 →→→ 動いてぎっくり腰になるのが嫌なので運動不足 →→→
筋肉内部が血行不良 →→→ ちょっとした動きでぎっくり腰
このような流れでぎっくり腰が繰り返されるようになります。
つまりクセになるのではなくて生活習慣がぎっくり腰になる流れを作っているのです。
ぎっくり腰になってしまったら1日は患部を冷やして安静にした方が良いのですが2日目以降からは痛いのを我慢して動かす、その方が早く良くなります。
日頃から運動をすることによってぎっくり腰は予防することができますよ。
但し、普段から腰を酷使するようなことをされている方は、疲れが溜まり筋肉が硬くなってギックリ腰を引き起こしている可能性がありますので安静が必要です。