湿布薬の効能
腰痛や膝痛で病院にいくと必ずといってよいくらい湿布薬が処方されますよね?
当院にも、「病院に行って診てもらったんだけどレントゲンを撮って異常が無いからとりあえず湿布を出しますのでそれを貼って様子を見てくださいと言われたんだけど一向によくならない」という方が比較的多いです。
ところでみなさんは湿布の効能はご存知でしょうか?
湿布薬の中には炎症を抑えたり痛みを鎮める薬が入っているので痛いところに直接作用して辛い症状を緩和するので楽になります。
しかし辛い症状の元を改善しているわけではないので同じような症状が何度もぶり返す可能性が高く、辛くなると湿布を貼るということを繰り返して依存症のようになってしまいます。
痛みには必ず原因があります。その原因に対処することが必要だと思います。
因みに、当院にいらっしゃる方からの質問でよく聞かれるのが温湿布と冷湿布の使い分けについてです。
温湿布は「温感湿布」冷湿布は「冷感湿布」いうことでどちらも温かい冷たいと「感じる」というものであって、実際は暖めたり冷やしたりする効果があまり無いということです。
捻挫や筋損傷をしてすぐの時には氷で冷やす、しばらく時間がたったらお湯やカイロで暖めるということが治る近道なんですよ。